健康・栄養 | いぬ | ねこ | June 11, 2018

獣医師への10の質問

Petcurean
お名前: Petcurean

あなたの飼い犬、もしくは飼い猫を1年に1回から2回健康診断のために動物病院へ連れて行くことはオーナーさんが責任をもってすべきことのひとつです。
日常的なケアについては、かなり詳しいオーナーさんもいらっしゃることと思いますが、動物病院での検査や獣医師自身の経験に基づいた健康上の問題に対する判断をすることまでは難しい場合も多いです。
動物病院に行くことで、その時犬や猫にしてあげられることを知ることや、病院での処置を受けることができますが、その後のお家でのケアはオーナーさん自身で行っていかなければなりません。

ペットができるだけ長く健康でいられるように、もちろん積極的に世話をする必要があります。
そのためには獣医師の知識と経験による助けが必要になります。
動物病院に行くときに、その子が今、必要なことを知るために、獣医師に以下の質問をしてみてください。

1.体重は最適ですか?

米国の犬と猫の50%以上が太り過ぎで、そのことを認識しているオーナーさんはあまりいません。肥満は糖尿病などの病気や、変形性関節症の原因になってしまうなど、ペットの健康に大きな被害を及ぼすことがあります。

2.運動は足りていますか?どのような運動が最適ですか?

運動はペットが適正体重を維持するために大変重要です。
運動能力は犬種によって、とても差があります。
たとえば、グレーハウンドなどのハウンド系の犬は、運動神経が抜群な子が多いです。
対して、ブルドッグやパグといった短頭種の犬は運動耐性が低く、激しい運動で簡単にばててしまうことがあります。
自分が飼っている犬種の運動能力がどれほどのものか、認識しておく必要があります。

3.食べている食事は最適ですか?

ペットフードと一口に言っても、様々な種類があります。原材料、含まれている栄養素や製法によって全く違うものになります。
ペットが健康でいるためには、毎日の食事の質もそうですが、何よりもその子に会ったペットフードを食べることがとても大切になってきます。
たとえば、何かの食物にアレルギーを持っている子はその食物が含まれていないフードを選択する必要性があります。                   
また、何かの病気にかかってしまった場合、食事療法を実施する必要がでてくる場合もあります。
フードの質は、ダイレクトにペットの健康につながります。
どのペットフードを選ぶかはオーナーさんの自由であり、責任でもあるのです。自然な材料でつくられていて、添加物が含まれていないものはおすすめできます。
その子を見て、しっかり獣医師と相談しましょう。

4.適切な頻度で、予防接種を受けていますか?

現在、日本の獣医療では、犬では1年に1回、狂犬病ワクチン(法律で定められています。)と混合ワクチンを接種すること、猫では1年に1回混合ワクチンを接種することでそれぞれのワクチンの効果が継続するとされています。
しかし、医学は進歩していくものですので、これは変化していくかもしれません。動物病院に行った際に、「次回の接種はいつですか?」と確認してください。
混合ワクチンはいくつか種類があるので、住んでいる地域や環境によって、獣医師と一緒に検討してください。
ちなみに、ワクチンを接種することによってアレルギーを起こしてしたことがある場合は接種自体を避けた方がいい場合もあるので、そのような既往歴がある場合は、必ず獣医師に伝えてください。

5.ノミ・ダニ予防が必要ですか?どの製品を使えばいいですか?

うちの犬は、お散歩に行かないから、もしくは外に行かない猫だからノミ・ダニ予防は必要なし。そう考えるオーナーさんもいらっしゃるかもしれません。
しかし!お部屋の中でも発育するのです。
寄生虫は皮膚炎を引き起こしたり、他の寄生虫を媒介したりするだけでなく、致命的な病気や感染症を引き起こす可能性があります。
よって、毎月の予防がとても大切になります。飲んだり背中に垂らしたりするタイプのお薬がありますので、その子に合わせて選んであげましょう。

6.歯は健康ですか?

多くのオーナーさんはペットの歯の健康を見逃しがちです。
犬や猫の歯をキレイにする、という習慣はオーラルケア製品の普及などにより、以前より大分広がってきました。
しかしながら、残念なことに多くのペットは3歳までに歯周病(歯肉病)を発症しています。
場合によっては歯石除去や、抜歯等、治療が必要になってくることもあります。
2日の歯垢は3日で歯石になります。
毎日のデンタルケアをお家でしつつ、6ヶ月に1度口の中の診察を動物病院でしてもらいましょう。

7.血液検査や尿検査は必要ですか?

健康診断と一口に言っても、触診や聴診のみで、血液検査、画像検査や尿検査などを含めないこともあります。                        
ペットの健康状態に何か問題がなければ積極的にする気にはならないかもしれません。
しかし、ペットが本当に健康か確認するのは、触診や聴診のみでは限界があります。
特に高齢な子では検査をしてみる価値は十分にあると言えます。
年齢によって半年~1年の間隔での血液検査が推奨されています。    
犬では春のフィラリア症の検査時に血液を少しだけ多めにとって、いつもより安い価格で血液検査ができるキャンペーンを実施している病院も大変多いです。
そのような機会も上手に利用して、今どのような検査が必要か獣医師に確認してみてください。

8.この行動は正常ですか?

今までしなかった場所におしっこをするようになってしまった。水を異常なほど飲む。これはほんの一例ですが、オーナーさんがどうしてそうするのか理解できない行動をペットがすることがあります。
ペットが今までしなかった行動をし始めた場合、心理的な問題がある場合と、何か体に問題が起きている場合とが、あります。
ペットの体に何か問題がないか、まずは獣医師の診察を受け、対処法を考えていきましょう。

9.ペットのために、よりよいケアをするにはどうすれはいいでしょうか?

あなたが獣医師にできる最もいい質問は、よりよいオーナーになるには、どうしたらいいか、ということです。
ペットに非常に有益で簡単なことがあるかもしれませんが、質問しない限り、知りえないこともあるでしょう。

10.次回はいつ来たらいいでしょうか?

定期的に獣医師の診察を受けることは、治療可能な初期の段階で健康問題を把握するために、とても大切です。  
ペットが年齢を重ねれば重ねるほど、健康を確実に維持していくために、通院頻度をあげる必要があります。
より多くの質問を獣医師にすることによって、より多くの知識が得られ、よりいいオーナーさんになるために役立つでしょう。                 
質問するだけではなく、それを知識として身に着けることも大切です
        

積極的なオーナーさんは可愛いわが子のために一生懸命調べたり、オーナーさん同士で情報交換したりして、きっと情報を集めていることでしょう。
そんな中でも、食事や体調のことなど、どうすれば1番いいかわからないことも、出てくるかと思います。
その時はぜひ!!獣医師を頼ってください。
きっと解決策を一緒に考えてくれるでしょう。
もちろん、臨床獣医師は「動物の病気や診断・治療」について誰よりも知って、深く理解していなければなりません。
しかしながら、「その子自身のこと」を誰よりもわかって、理解しなければならないのは、オーナーさん、あなた自身なのです!
悩みを理解してくれて、心から信頼でき、大切なわが子の命を安心して預けられる、そんな獣医師を見つけ、どちらが、ではなく、一緒に!健康を守っていきましょう!!